動かないと私も病みます。
こんにちは。あるいはこんばんは。
どうも、ぽんずです。
やっぱりキーボードを手に入れてとても嬉しいのでいろいろ書きたくなります。
今日、大川弥生さんという方の「動かないと人は病む」という本を読んでみました。
私は作業療法の学生なのですが、非常に勉強になり、今後の役に立ちそうだと感じました。
生活不活発病とは
生活不活発病とはいわゆる廃用症候群のことです。廃用症候群に陥ってしまったり廃用症候群から抜け出すことのできた高齢者の方々とのエピソードが書かれていました。
まずは、廃用症候群っていうとやっぱり何だか漢字から想像されるイメージが悪いような感じがするので、生活不活発病と言い換えられた著者の思いやりの心を感じました。
心に残ったこと
心に残ったことは、矢印の方向が、病気→社会参加できない だけでなく、引っ越しなど何らかの環境変化によって社会参加が薄くなる→心身にさまざまな影響が出てくる という方向もあるということです。
例えば、前者であれば、脳卒中になってしまった事によって歩けなくなってしまい、今まで参加していた習い事に行けなくなってしまった、ということ。
後者であれば、引っ越して今まで参加していた習い事に行けなくなってしまったことによって毎日に張り合いがなくなり、運動量が減って座りきりになってしまったり、頭を使うことが少なくなることで認知機能が落ちてしまったり、という感じです。また、高齢の方を親に持つ子供家族が家事も身の回りのことも良かれと思ってやっているけれど、それが高齢の方の役割を奪ってしまうことになって、結果として悪い方向へと向かってしまうことになるのです。
子供家族側からしたら、家事は大変だし、親の体調どんどん悪くなっていくし、悪いことだらけですね。
この場合、手伝ってもらったりできることをやってもらったりして、子供家族が楽になれる方向で考えることによって、みんなが幸せになれるような気がします。ひたすら頑張るんじゃなくて、一旦肩の力を抜いて楽にやってみる、っていう事が大切なんだなぁと感じました。
他人事ではありません。
そして、この本は生活不活発病を高齢者の話として取り上げられていましたが、生活不活発病は私のような大学生にも当てはまるのではないか?と思いました。
私は最近、学校の実習と部活の試合が被ってしまったことで試合に出られなくなり、スポーツの特性上試合に出られないということは練習も参加できないということで、部活を引退しました。
外に出る目的を失ってしまったことによって、なかなか家から出られなくなってしまっています。外に出たとしてもすぐに疲れてしまって、家に帰ると生活が回らなくなってしまいます。
で、心も暗くなってくるわけで、塞ぎ込んでしまう日が多くなったように感じます。
何かをする気力も起きないし、なんか頭重いし、人と関わりたくないなぁ、みたいな。
これ、まさに生活不活発病ですよね。
何か新しいこと始めたいけど何すればいいかわかんないし、気力起こすのも難しいし、生きるのって難しいなっていう気持ちになってきます。
大学生の皆さん。また、何かをやめて急に時間に余裕ができた皆さん。どうかお気をつけください。
もうすぐ何かをやめる予定のある方、気力のあるうちに、次入るコミュニティの検討をしておいた方がいいです。
辞めてから考えようって思っていたら、辞めた時に急に心にぽっかり穴が空いて、気力が湧いてこない可能性があります。
お気をつけください。
最後に
忠告みたいな感じになってしまいましたが、切実です。
ということで、今回は、本の紹介というか感想というか、そんなことをしてみました。
読んでいただきありがとうございます。ではまた。